会計や税務は、規則や法令に則り書類を作成するだけのルーチンワークにすぎない。
ほとんどの皆様がそう思っているのではないでしょうか。
何を隠そう、この私もそう思っていました。
ところが、この仕事を始めて6年を超えたぐらいに、この仕事は、実はクリエイティブな仕事であることに気づきました。
勤務時代は税理士が作成した法人税申告書を拝見する機会が多々ありました。
ところが、作成する税理士によって随分違うのです。
例えるなら、ある数学の問題の解法が幾つも存在することと一緒です。
数学が極めて得意な人であれば、ご理解いただけると思いますが、数学には美しい解法と泥臭い解法があります。
つまり、税理士の作成する申告書にも、美しい申告書とそうでない申告書があるのです。
より美しい申告書を作成するところにクリエイティブさがあると気がつくと俄然面白くなりました。
そのことに気づいている税理士は、どの程度存在するのでしょうか。
ここで、皆様に注目して欲しいポイントがあります。
税務を主に考える税理士の作成した法人税申告書には、美しさが伴わないことがほとんどなのです。
なぜならば、会計を主として細かなことに配慮した決算書を作成しない税理士は、ましてや美しい法人税申告書を作成しようとは心にも思わないからです。
これには、サービス精神の欠如、やっつけ仕事にすぎないといった腹積もりが根底にあるのです。
残念ながら、このような税理士は多いのです。
当事務所は、法人税申告書といった書類ひとつにしても、きめ細やかな仕事を心がけています。